運動不足を決着しようと、企業帰りにスポーツジムに通っているのですが、運動して汗をかいたあと、ワキの下がくさいようで気になってしかたないのです。

 

先日もロッカーームでワキの下のニオイをかいでいたら、通りかかったインストラクターの方に「あれひょっとして貴女も\におうかもしれない症候群“?っていわれてしまいました。

 

インストラクターの女によると、近頃、私と同じように自らがくさいのではないかと気にする人が相当増大しているそうでかくの如き症状の事を”におうかもしれない症候群“というのだそうです。

 

夏場になると、法人の更衣室でも「ねえ、私、汗くさくない?なんておしゃべりがよく交わされていますが、汗のニオイは心配になりはじめると止まりません少しばかり電車が混んでいただけで「におうのでは?」と心もとないになります。

 

他人をイヤな心境にさせないように自身のニオイに気を使用するのは私は普通なエチケットだと思うのですが……。

 

それとも、これって何か病なのでしょうか?寺由奈穂美27才企業員

 

※A.ここ1十年ほどで、日本人のニオイに対する意識は、相当強まっているように考えます。

 

嫌なニオイは徹底的に断ち、よい香りだけを楽しむ!これは日本が豊かになった頃から現れ出した消臭剤などとともに急レベルアップした意識で、今や国民性ともいえるほど定着しているのが現実です。

 

手洗い用、車用、ペット用などの目的別消臭剤から流しや風呂釜などのニオイのもとを断つ製品に加えて「除菌」「抗菌」製品も目白押し。

 

ニオイが出そうなところにシュッシュとふりかける除菌スプレーも驚異的に売り上げを伸ばしていると聞きます。

 

一方、自身のニオイに関しても不可欠以上に敏感です。

 

とくにワキの下の汗を抑えてテイを取るための制汗剤は、女の夏場の必要不可欠なものともいえるもの。

 

足のニオイを取るスプレーや口臭を押し止めるためのエチケットスプレーなど、人間用の消臭商品のほうもあげていけばきりがないのです。

 

そうした状況の中から生まれたのが「におうかもしれない症候群」です。

 

「におうかもしれない症候群」は、「自己臭症」の予備軍のような様子と思えばよいでしょう。

 

「自己臭症」とは、「体臭恐怖症(対人恐怖症の一種)」とも呼ばれる神経症の一種で、潔癖症の人がかかりやすいのが特色です。

 

私のクリニックを訪れる患者さんと話していると、実のところには見過ごせないようなニオイがないにもかかわらず、ニオイがあると思い込んでしまったり、ニオイのために人から嫌われているのではないかと病的に不安している時が多く見受けられます。

 

この「におうかもしれない症候群」に陥ると、人ごみに出かけたくない、人と話したくない……と、住宅に引きこもりがちになります。

 

加えてこのステータスが悪化すると対人恐怖症にまでなってしまい、ありきたりの社会暮らしが送れなくなってしまいます。

 

いうまでもないのですが、ニオイは目に見えませんし、数字で表せるものでもないのです。

 

大いに感覚的なものですから、ニオイで悩んでいる人が、両親や仲間から「貴女はちっともにおわないわよ」といわれても、信じる事ができません。

 

他にもどんどん思い込みが強くなり、精神的に追い詰められてしまうのです。

 

現代人は、ニオイを嫌い無臭を好む性質にあります。

 

そのような無臭化性質が行きすぎた結果、「自己臭症」が生まれたわけですが、その予備軍である「ワキガノイローゼ」や前述した「におうかもしれない症候群」の人も急増しています。

 

消臭剤からボディー用のデオドラント製品まで、ニオイはいけないものという印象のCMが氾濫している中で、人々のニオイに対する意識が過剰になり、無臭嗜好がエスカレートしてしまったのでしょう。

 

体臭や汗は生きている証拠ですから、パーフェクトに無臭化するのは無理です。

 

ワキガ治療にぉいても、不快なワキガ臭を取り除いてニオイを自然体臭の範囲内に食い止める目的で行われています。

 

折衝者の方がおっしゃるように嫌なニオイを取り除くのはエチケットです。

 

ただしニオイを悩ましいするあまり、ストレスが強くなり、現実にワキガになってしまう場合もあるのです。

 

そうならないためにも、心にゆとりを持って、ニオイとはうまくつき合うようにしましょう。

 

その上万が一自らが「におうかもしれない症候群」なのかもしれない……と感じたケースは直ちににプロの診察を受けて、整然と自身のニオイについての的確な情報を得る事が価値があるです。

 

万が一、実際に人に影響を与えるようなニオイがあっても、現在の最先端技術をもってすればそれを対策する事ができるなのです。

 

1人で悩んでいないで、初めに専門医を訪ねてみる事が、苦しみを解消するスタートとなるはずです。